夏の甲子園、決勝では関東第一高校と京都国際高校が対戦しました!
予想通り決勝戦は接戦となり、延長タイブレークで10回表に京都国際高校が2-1で優勝しました。
その後、優勝校となった京都国際高校の校歌が歌われましたが、韓国語で歌われたことが注目されているようです。
京都国際高校がハングル校歌で歌われている理由について、SNSの反応を調べてみました。
京都国際高校の校歌が韓国語で歌われてるのはなぜ?
京都国際高校は、京都国際学園が運営している高校で、中学校と高校を合わせて全校生徒160人ほどの学校で、韓国系の民族学校がルーツのようです。
京都国際高校がハングル校歌で歌われている理由は、今でも韓国の文化が大切にされており、伝統を受け継いでいるためです。
京都国際高校の歴史
京都国際高校の歴史を簡単にご紹介します。
【京都国際高校の歴史】
1947年:在日朝鮮人のための学校「京都朝鮮中学校」としてスタート。
1958年:「京都韓国学園」として京都府知事の認可を受ける
2003年:2003年には「京都国際学園」および「京都国際中学高等学校」となり、一条校として設立。
(一条校:ふつうの中学校、高校。学校教育法の第一条に掲げられている、教育施設のこと)
学校の指針としては国際人の育成を目指していて、朝鮮語と英語、日本語のトリリンガル語学教育に取り組んでいるようです。
京都国際高校の生徒の国籍の内訳は?

2021年の3月のデータによると、全校131名のうち日本人が93名、在日韓国人が37名だったようです。
性別の内訳では、2021年7月のデータで全校136名のうち女子が69名、男子が67名で、男子の中で59名が野球部員のようです。
最近ではプロ野球選手を輩出しているそうで、野球部に入る為に入学する生徒も増えているのかもしれないですね。
学校の名前だけではそういった背景が分からなかったので、試合後、突然韓国語で校歌斉唱が始まり
「東の海を渡りし大和の地は偉大な祖先古の夢の場所」
と日本語に訳された歌詞がテレビ画面に出てきて驚いた人もいたようです。
SNSの反応は?
試合後の校歌斉唱後、SNSでも賛否が別れた意見が見られていました。
京都国際高校がハングル校歌で歌われてるのはなぜ?SNSの反応は?まとめ
・京都国際高校がハングル校歌で歌われているのは、学校のルーツに関係している。
もともとは在日韓国人のための学校としてスタートし、これまでの伝統や文化を大事にしている所から
校歌を韓国語で歌っている。
・甲子園で歌われる校歌について、今回の歌が歌われたことにSNSでは賛否が分かれていた。
「生徒は関係ないのに思想がこもった歌を歌わせるべきではない」という声や
「高校野球で頂点に立った子たちに批判するのは違う」という声
「甲子園でハングル語の校歌が歌われると思わなかった」というさまざまな意見があった。