子供が小学校に上がるタイミングで学童保育に預けようと思っていたけど、いっぱいで預ける場所がない!あったけど17時までしかやってない!長期休暇はどうする?!など、子供が小学校に上がったタイミングで仕事と育児の両立が難しくなってしまう状況を、小1の壁と呼んでいます。ここでは小1の壁の乗り切り方、対策をまとめてみました。
1 学校に相談or働き方を見直す
子供が学校に登校する時間よりも親の出勤時間が早い場合、子供に戸締りをさせて登校させなければならず、心配が残りますよね。小学校によっては相談すると、少し早く校内へ入れてくれる可能性もあるようです。大阪・豊中市では学校が開く前に家を出なければならない生徒が多く、「開門まち(校門の前で開くまで時間を過ごす)」状態の生徒が増えてしまい、この問題を解消するため朝7時に開門することになったようです。困っている家庭が増えていることが公になることで市町村が動くケースもあるので、声をあげることは大事ですね!
親の働き方を見直し、リモートワークやフレックスタイム制を取り入れたり、収入は減ってしまうけれど割り切って勤務時間を短くするのも一つです。小学校に入って最初の頃は持ち物のチェックや宿題を見てあげたりと、親のサポートも未就学児の時に比べると増えるので、思い切って仕事を減らして余裕を作ってみることで追われずに済むこともあります。
2 民間の学童保育やファミリーサポートを利用する
地域の学童保育はいっぱいで待機児童になってしまったり、入ることができても預かり時間が短くお迎えが間に合わないという問題が出てきます。利用料金が高くついてでも遅くまで預けられる場所を探したい方には、民設民営の学童保育に預けるという方法もあります。料金は自治体運営が3,000~7,000円相場に比べ、3,0000~5,0000円以上と高額ではありますが、朝早くから夜まで預けられるといった点や英語教育を取り入れているなど、習い事を兼ねて利用したい場合も検討してみる価値がありそうです。自治体が運営しているファミリーサポートに登録し、利用する方法もあります。料金は地域によってばらつきがありますが、大体1時間700円前後(時間帯によって変わります)で利用できるようです。
3 祖父母などにお願いする
それができれば最初から頼んでる!と思われそうですが、毎日となるとたとえ身内ででもストレスになってしまったり摩擦の原因になりかねません。週〇日は祖父母に頼んで他はファミリーサポートが利用できれば利用して乗り切るなど、各家庭の事情に合わせて決めるのが良さそうです。筆者の周りでは近所に住んでいる専業主婦の妹にお迎えを頼んでいる友人がいました。身内が近所に住んでいると、何かとサポートしあえるので良いですね!
まとめ
子供が小学校に上がると環境がガラッと変わるので、思っていた以上に最初は労力を使うと感じる人が多いようです。未就園児のうちから住んでいる地域の学童の状況や、利用できそうなファミリーサポートはあるのかなど、調べておくと良いです。引っ越しを考えているおうちは、遅くまで学童が開いているエリアを狙うというのも手です。
世田谷区では2024年4月から、区が補助金を出して民間の学童でも月額5,000円で利用できるようになるなど、少しずつ行政でも改善の動きは見られているようです。こういった動きがどんどん広がって共働き世帯の助けになっていくと良いですね。